金、銀、銅など、金属系の色をPCで作れたら、面白そうだなと思いませんか?
PCで金色や銀色を出す方法、正確には金色や銀色に見せる方法があります。
パワーポイントで図を作っている時に、ふと「図を金色にできるのだろうか?」という疑問が出てきました。
金や銀のカラーコードはあるのですが、そのままだと輝きません。
ひと工夫必要です。
仕事で使うことはないかもしれませんが、もし金色や銀色の光輝くイラストをPCで作れたら、子供とか喜びそうだぞって思って、いろいろ調べて、実際にイラストを作ってみました。
金色や銀色のカラーコード
一応、ウィキペディアなどを見ると、標準的な金色や銀色のカラーコードやRGB値は下記のようです。
金色 #FFD700 |255 215 0
銀色 #C0C0C0 |192 192 192
(右カラーコード、左RGB値)
しかし残念ながら、金色や銀色のコードをそのまま使っても、全く輝いて見えません。
金色はオレンジ、銀はグレーにしか見えないので、金属系、メタリック系の輝きを再現することはできません。
少し加工てあげることが必要です。
ワードアートで金色や銀色に見える文字
ワードを開いて、「挿入」-「ワードアート」と選ぶと、なんか金色や銀色っぽく見える文字があるじゃありませんか。
結論を言ってしまうと、これらの文字の設定をマネしてあげれば、良いんです。
まず、ワードアートで選ぶとワードに貼りつけます。
この文字を良く見ると、グラデーションしているのが分かります。
貼りついた文字を選択して、右クリック。
次にカラーを選ぶ小さい三角▼を押し、グラデーションを選びます。
グラデーションの中の更にその他のグラデーションを選びます。
この文字の塗りつぶしのグラデーションのパラメータをマネしてやれば、良いんですが、色のRGBの数値とか全部完璧にマネしなくても、適当に自分の好きな色で大丈夫だと思います。
参考までに、細かいパラメータは、グラデーションの分岐点を選んで、色の小さい三角▼を押し、「その他の色」―「ユーザ設定」で見る事はできます。
あと、3-D書式を見ると、光沢や輝きを出すために、質感や光源も設定してありました。
質感は左の設定、光源は右の設定になっていました。ほほう、やはり光沢のあるやつを選んでいるわけですね。
実際に金色や銀色のイラストを作ってみた
ワードアートのパラメータを参考にして、今度はエクセルでイラストを作ってみました。金より銀の方が分かりやすいと思ったので、銀色の絵を作った方法を画像付きで解説していきます。
エクセルを開き、「挿入」-「図形」で適当に好きな図を選び、貼り付けます。
とりあえず、銀色に近そうな灰色を選びます。
次にグラデーションです。小さい三角▼を押して、グラデーションを設定します。
ワードアートの時と同じ要領で、「その他のグラデーション」の画面を開いて、グラデーションの分岐点を作って、薄い色や濃い色を選びます。
角度のパラメータを45度とか135度とかにすると、斜めへのグラデーションになります。
「書式」-「図形の効果」-「面取り」で例えば下記を選ぶと、光沢が出てきます。
図形の書式設定から、3-D書式で光沢のありそうなものを選びます。あと、図の枠線は邪魔なので、無しにしました。
あとは、パラメータを微調整しながら、気に入った色を追及していきましょう。
金色のりんごが完成
ちょっと形が変ですけど、まあ私の絵のセンスなどこんなものです(笑)
パラメータをいろいろ変えたり、グラデーションの分岐の箇所を動かしたりして調整しました。
作ってみると、ワードアートのデフォルトの色の方がバランスの良い金ですな。なんか負けた感じがして悔しい・・。
試行錯誤して、いろいろやってみると、楽しいものです。
一応、金色のりんご(ゴールデンアポー)と銀色のブドウ(シルバーグレイプ)が完成しました。
ペイントに貼り付けてアップしたので、ちょっとぼやけていますが、作ってみた感じはもう少し明瞭です。
あと、オレンジ系を強くした金を作ろうとして、失敗したけど、夕日に沈む太陽みたいなものが完成。
これはこれで、面白いかな~
反射させる事もできますし、影をつけることもできます。もっときめ細かくやれば、もっとリアルに近づけることもできそうです。
こんな感じでワードやエクセルでも頑張れば、それなりに面白いイラストを描けると思います。ブログ内にイラスト入れたい時とか、こんな感じで書いてみようかな~。
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