クリティカルシンキングという考え方があるのをご存じですか?
会社でクリティカルシンキングの研修があって受講してきました。
研修を時々受けさせられますが、全員受講するような研修って、いつもは休憩時間です。しかし、この考え方って仕事でも使えるし、ブログを書くことにも使えそうだと思って、一生懸命受講しました。
受講してみて思ったのは、普段の仕事で、問題意識を持つために必要な考え方だし、なんとなくやっているような考え方だと思います。
ただ、気づきを与えてもらうという意味では研修に参加する意義もあるというものです。
普段気が付かないような、常日頃当たり前と思っていたことに対して、疑問を投げかけ、考えてみるのは大事です。
何か新しい提案や発見をすることができ、新しい価値を生み出せるかもしれません。
個人的には、仕事よりもブログのために受講したようなものですが、クリティカルシンキングについて書いてみます。
クリティカルシンキングとは
クリティカルシンキング(critical Thinking)を直訳すると批判的思考です。批判的思考というと、なんでもかんでも批判しまくって否定すればいいのかというと、そうではありません。
何らかの事象に対して、疑問を持って考えてみようということです。
「なぜだろう?」「本当にそうなのか?」「これはどうなっているんだろう?」と疑問を投げかけてみると、検討したり分析したりが始まります。
その事象や物事に対して、検討したり分析した内容を整理するのですが、その過程で、物事に対して多面的に考えることができます。
多面的にいろんな切口から考えた内容を整理して、根拠づけをするので、本質を見抜くことができ、より洗練された見解や新しい発見や提案を見出せる考え方です。論理的で合理的な考え方だと思います。
フローとしては、下記の流れです。
①事象に対する問題点や疑問点を洗い出す
②問題点や疑問点について枠組みを考え、情報を整理する
③枠組みが出来上がったら、根拠付けをする
④新しい結論を出す
難しいと思ったところ
問題点や疑問点について、枠組みを考えるところが難しいし、一番頭を使うところです。
いくつか出てくるのですが、他の選択肢を見落としていないか、何か重要な事が抜けていないかと必死に考えます。
そこで見落としがあったり、問題に気が付かないでいると、新しい発見はできません。
枠組みを考えて、情報を整理するところが重要だし、難しいところだと思います。正にロジカルシンキングの要素もここに入ってきます。
問題点や疑問点を出していくと、あるカテゴリー毎に分けて分類できます。この分類されたカテゴリーが巷で言われるイシューというやつですね。
個人的には、イシューと枠組みと分けなくても、疑問をたくさん発見することが大事な気がします。
イシュー(大きな問題)と枠組み(小さな問題)と後でもカテゴライズはできそうですから、まずはたくさん問題点や疑問点を出してみることですね。
とは言え、イシューを出してから、それに関連する事について枠組みを考えていく必要もあります。イシューに関連することについて、仮説を立てて考えていくと、枠組みの幅も広がります。
この枠組みのところができれば、後は根拠付けですが、より重要度、緊急性、コストとその効果について考えていき、より優先順位が高いものから解決していきましょう。
あるいは、上司、顧客などの人の立場に立って考えてみると、優先して欲しいものが分かります。
クリティカルシンキングによるスキル向上
クリティカルシンキングの考え方を繰り返し行うことによって、下記のスキル向上に役立つことができそうです。
①問題発見・解決力
現状を疑うことで、今まで気が付かなかった問題や課題に気が付くこともできます。悪しき慣例となっていたことを改善していくことも可能かもしれません。
②説得力
多面的に考えた情報を元に、より洗練された根拠付けを行うので、相手を納得させることができそうです。説明する際にも、他の可能性についても言及でき、幅も広がります。
リーダーシップを発揮して、周囲の人も動かせるかもしれませんね。
③主体性や自主性
自分で考えたオリジナルなので、自主性や主体性が出てきますし、自分で課題を発見して、取り組むことができます。
④視野が広がる
事実を踏まえて、「他に考えられることはないか」、「本当にこれで良いのだろうか?」と多面的に考えるので、視野が広がっていきます。
クリティカルシンキングの研修を受けた感想
クリティカルシンキングを学んで思ったことは、仕事でも参考になりますが、それよりもブログを書く上ですごく参考になると思いました。
会社の仕事って、上からの指示にどうしても従わなければならず、このクリティカルシンキングで一生懸命に異を唱えても、変えられない事も多々あります。
だからと言って、仕事上でも何か提案していくことをやめたりはしませんが、1人で組織を動かすことは難しいです。それに単純作業も結構ありますから、この考え方が活きる場面というのは、そんなにありません。
ならば、副業でやっているブログはどうかというと大いに役立つと思われます。
ブログネタを発見したら、それに関して情報を集め、「本当に正しい情報か?」と確認しますし、必要な情報があれば、調査します。
そもそもブログは、オリジナルの意見、経験などをを主体的に書いていくものです。
自分の意見や経験してきたことに対して、「もっといい方法があるのではないか?」、「失敗したのはどこに問題があったのか?」、「なぜだろう?」と考えていくことで、新しい価値を生み出せそうです。
そう考えた根拠も書いていかないと、読んでくださった方が納得しないでしょう。
そうしてブログを書いていくことで、G社様が必要としている品質の高い記事を書くことができると思います。
過去記事の見直しや修正も、クリティカルシンキングを頭の片隅に置きながら行うことにより、高品質に修正していくことができるでしょう。
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